タイ ワンダーランド

病を克服し、タイをベースに欧亜(ユーラシア)大陸を放浪する。

褥瘡(じょくそう)って、知ってます?

 おはようございます、オロチです。

 ところで、褥瘡(じょくそう)って知ってますか?

 私は、知りませんでした、こいつに苦しめられるまで。

 知らなかったんで、ケア遅れたんです。

 褥瘡(じょくそう)は、患者が長期にわたり同じ体勢で寝たきり等になった場合、体と支持面(多くはベッド)との接触局所で血行が不全となって、周辺組織に壊死を起こすものをいう。

一般には床ずれ(とこずれ)とも呼ばれる。(Wikipedia)

 床ずれ、そうできたばかりは、擦り傷のようで、たいした傷には、思えませんでした。

 放っておけば、自然治癒するだろうと。

 しかしね、段々と痛くなってきて、終いには、寝れなくなりました、激痛で。

 ベットに寝ると、足に激痛が起こる。

 座っているのが、一番楽。

 で、居間で、座って眠るようになったんです。

 すると、足がすごくむくんできたんです。

 ネットで調べてみると、エコノミークラス症候群⁉

 これは命にかかわる症状化かもと、会社休んで、病院へ走りました。

 「ひどいことになっていますね」って、医者が。

 「えっ!ただの傷でしょ」と私。

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 この器具に圧迫されて、くるぶしの上部、両側面に褥瘡(じょくそう)ができたんです。

 エコノミー症候群で血栓ができるまでには至っていませんでしたが、入院しました。

 褥瘡って、皮膚が壊死するんで、傷が深くなる、骨まで達する場合もある超恐ろしい傷です。

 またこの傷が治らない。

 皮膚の再生機能が低下しているんでしょうねぇ。

 治療は、

 ・傷をきれいに洗う

 ・傷にできた不要な皮膚を剥がす

 ・薬を塗って、包帯で傷を締め付ける

 ・傷を、心臓部より高くして休む

 これがどれも痛むのです。

 皮膚科で治療していただきました。

 この皮膚科のお医者さんと、担当の看護師さんが、綺麗で優しい方々だったのがせめてもの救い。

 傷の状態も、わかりやすく説明してくださいます。

 痛風発作もすごく痛いんですが(風があたるだけで痛いので痛風って呼ばれてるんですから)、その痛みに勝るとも劣らない。

 丁寧に治療してくださくださるのですが、この丁寧さがまた痛い。

 私、心の中で、ドSの医者と看護師って呼んでました。

 なかなか傷が治らない私に、彼女たちは、着圧ソックスを薦めました。

 着圧ソックス、今では愛用しておりますが、初めて履こうとしたときは、履けないの。

 なにしろ着圧ですから、きつくて履きづらい。

 しかも傷が痛む。

 地獄の責め苦でしたね、まさに。

 どSの二人組、よく病室まで見に来てくださいました。

 助かったと同時に完治させたいとの意欲にもなりました。

 2か月ほど入院し、傷は徐々に小さくはなっていったんですが、完治はしない。

 ある日、ドS看護師さんが言ったんです。

 「オロチさん、この傷とは一生の付き合いになるかもね」

 とんでもないことです。

 絶対嫌です。

 私、絶対に治してみせようと、自己責任で(医者に内緒で)様々な方法を試みました。

 当時、勤務意欲はありましたので、もう少し入院していた方がいいですよ、という医者の意見を振り切って、早期退院し、出勤しながら通院治療。

 日々の研鑽により、完治させました。 

 もちろん、ドS二人組のおかげです。

 ドS看護師は「よく治しましたねぇ、オロチさん」と言ってくれました。

 それほど治りにくいんでしょうねぇ、褥瘡(じょくそう)って。

 ああ、飲みにいっていろいろお話したいなぁ、ドS二人組と。

バッシっとお願いします🙇

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